風 景

山 口


 角島灯台


   訪問日


 2014年 7月
 2017年10月


詳 細


 山口県 角島にある灯台です。
 塔は総御影石造りで、日本に2基(角島灯台、男木島灯台)しかない無塗装灯台の一つです。
 また、日本海側で初となる洋式灯台でもあります。
 「日本の灯台の父」と呼ばれる英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンが最後に設計した灯台です。
 日本に5箇所現存する1等灯台の一つで、特大のフレネルレンズを使用しています。

 初点は1876年で、単閃白光5秒毎1閃光となっています。
 光度は67万カンデラで、光達距離は18.5海里(約34km)です。
 塔高は29.62mで当時日本一の高さを誇っていました。
 海抜13mの低地に建設された為、当時の灯台としては数少ない高い灯台だったそうです。

 日本の灯台50選、保存灯台 Aランクとなっています。
 内部が公開されている参観灯台でもあります。時間の都合上、入れませんでしたのでいつか再訪したいです。
 角島へはコバルトブルーの綺麗な海で有名な角島大橋を通ります。

 2017年10月再訪しました。
 今回は灯台に上りました。天気が良く青空と海がとても綺麗でした。
 灯台周辺は観光地化されているので多くの観光客が訪れています。
 参観灯台はどこも200円で中に入れます。
 どの参観灯台も展望がとても良いので価値は十二分にあるかと。


行き方


 下関市内から国道191号線を北上します。特牛(こっとい)地区の先で県道275号線に入ります。
 角島大橋を渡りそのまま道なりに行くと終点が灯台です。






塔が白色で青空とよく合います。




ここから先は有料です。




裏側。
隣にあるのは照射灯。




沖にある岩礁を照らしている「クヅ瀬照射灯」




綺麗な灯台。




灯台公園から。




レンズの下に展望台があります。




2017年10月再訪。
灯台公園から。








日本に5つしか現存しない第1等フレネルレンズです。
レンズは直径1.84m、高さ2.58mあります。
展望所にいる人と比較してもかなりの大きさである事が分かります。




多面レンズです。
右の垂れ幕は日光でレンズが破損しない様に遮光する幕です。




採光用の窓が並んでいます。




灯台入り口へ。








入り口。
平屋の建物は旧吏員退息所で現在は資料館になっています。








説明板。
観光地とあってよくある四角ではありません。




横から。
典型的なブラントン設計の形をしています。




海抜10数mですが開けているのでここからでも見晴らしは良いです。




クヅ瀬照射灯と。




最近まで灯台の展望所に設置されていましたが
老朽化により架台の一部が破損したため移設されました。




初点記念額は角島灯台のものを模しています。




無塗装のため石の色が映えて綺麗です。
















初点記念額。




中へ。




階段も洒落た設計となっています。








採光窓。




参観灯台の階段にはほぼある段数表示。








例外なく最後は急階段。




展望所から。




海がとても綺麗です。




岬先端。












半円の付属舎。












大きなレンズです。




多面レンズです。




光源の電球が隙間から見えます。




ぐるっと一周できます。




扉も年季が入っています。




水銀槽式回転器。
一等レンズだけあって巨大です。




階段はどこの灯台も狭いです。








2つの遺産に登録されています。
入り口横に掲げられています。




御影石の荒削りです。








日時計のモニュメント。












隙間から見たレンズ。








灯台前の展望台から。
こちらは無料です。
















ここからは灯台背面のためレンズは見えません。








岬の方へ。








突端に神社があります。








岬の先端。




沖合いに標柱。
クヅ瀬照射灯が照らしています。




道中からの遠望。
灯台手前には海水浴場もあり夏には多くの観光客で賑わいます。











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